スタッフとの向き合い方

スタッフとの向き合い方

スタッフの年齢がバラバラで、年代ごとに仕事に対する考え方・姿勢が全く違います。
特に、若いスタッフは無断欠勤をしたり、気に入らないことがあればすぐ辞めたり……
どのように向き合うといいのでしょうか?

ご質問の先生は、歯科医院を経営されてある程度の年数が経っていると思います。
「今の若者は、ちょっと叱るとすぐ辞める」
「喰らいついて学ぶ姿勢がない」
「どうやったら真面目に働くようになるか」
そんなところでしょうか。

コラム「スタッフはどこへ消えた?」でも触れたように、ここ数年は超売り手市場で、求人募集をしても思うように集まりません。
そのため基準を下げて採用します。
若いスタッフが採用できないと、年齢を上げて採用します。
年齢が広がれば、考え方もバラバラになる。

考え方が違うのは当然

こうした問題は、時代の流れだと割り切って受け入れましょう。
年齢が違えば、仕事の考え方が違うのは当然です。
むしろ、同じ姿勢の方がおかしいのです。
高度経済成長期のように、みんなが同じ向きになることはありません。
向き合う姿勢が違ってもいいから、仕事を協力してやりましょう、くらいのスタンスです。

今の若者は……

今の若者は、仕事に困ることはありません。
歯科衛生士・歯科助手に限らず、どこでも採用されます。
むしろ、スタッフが歯科医院を選んで働く時代です。
数多くある医院から、自分が働きたいところを選んでいます。

そんな状態で働いているスタッフにとって、嫌なことがあれば辞めるのは当然のことです。
無理に我慢しなくても、求人は沢山あります。
逆の立場なら、無理しないで辞めるのではないでしょうか。

1つ普遍的なことがあります。
私が就職したとき、私の世代は「新人類」と呼ばれていました。
新しいタイプという意味ですが、上司から新入社員に対して「まったく今の新人類は……」と揶揄される言い方も多かったです。
変わらないのは、いつの時代でも「今の若者は……」と言われることです。
若者に対してマウンティングをしたくなるのは、年配者の本能のようなものです。

優れたところを見る

気持ちはよくわかりますが、仕事ではそんな態度を出してはいけません。
若者の気持ちや立場を理解して働いてもらいます。
ダメなところではなく、若者の優れたところを見るようにします。

今の若者は、スマホやパソコンに対する抵抗はありません。
まさに、デジタルネイティブ世代。
面接でも「パソコン使えますか?」なんて聞かなくなりました。
使えて当然で、弊社でも、私のキーボード入力が一番遅いです。
若者には勝てません。
優秀なところは沢山あります。

若い世代の考え方を理解して、新しい世代に対応するのも、経営者の仕事と割り切りましょう。

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