借り入れの不安

借り入れの不安

開業前の先生から、借り入れの相談を受けます。
一番の不安は「本当に借りることができるか」です。
この気持ちは当然で、開業で大変なのは、融資を申し込んで資金調達を受けることです。
申し込んでも審査が降りないこともあるので、入金を確認するまではハラハラします。

開業エリアに合わせた資金調達

融資の審査は、東京が一番厳しく、千葉・埼玉・神奈川の方が借りやすいです。
これは、都内よりも郊外の方が患者さんが集まる、つまり、それだけ返済能力が高いと考えられるからです。
さらに首都圏を離れて、栃木、茨城、群馬、静岡といったエリアの方がより借りやすいです。
したがって、「友人が愛知県で開業したとき6000万円をすんなり調達できた」という話は、あてになりません。
東京と愛知県では、全然事情が違います。
それぞれのエリアに合わせた資金調達を考えます。

融資申し込みの時期

また、申し込みの時期によって、融資金額にバラツキがあります。
地方銀行が東京支店の融資を増やしているときは、審査が通りやすいです。
逆に某シェアハウスが社会問題化した後は、不動産融資の基準が急に厳しくなりました。
開業の融資もこうした背景に影響を及ぼします。

書類の作成

融資を受けるときには、金融機関に借り入れの申込書と資金計画書を提出します。
・開業にいくらかかり、借り入れはいくら必要なのか。
・開業後の収益と費用はどのくらいになるのか。
・そして、利益がいくらでるのか。
こうした内容を作ることになります。
数字は、あいまいな金額ではなく、算定の根拠資料が必要です。
テナント物件、内装工事、器械の見積書を取りよせ、書類をもとに資金計画書を作成することになります。

新規開業の融資は、モリタのようなメーカーや、歯科開業の案件が多い会計事務所に相談しながら進めると、スムーズにできます。
物件が決まれば、どれくらいの資金が必要になるかわかりますし、見積書の作成も素早くできます。
融資担当者とも何度もやり取りしているので、ストレスなく進めることができます。

相談は、物件が決まる前からでも構いません。
前もって相談すると、開業するエリアも明確になります。

開業を思いたったら、是非ご相談ください。

ご相談は電話(03-6455-3350)またはお問い合わせフォームからどうぞ。

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